ポイント

  • 新型コロナウイルスの影響によって売上が減少している組合やその構成員の資金繰りのために用意された制度です。
  • 残高1億円まで当初3年間は利子補給により無利子です。
  • 貸出金額が大きいという特徴があります(中小企業=20億円以内、中堅企業=定めなし)
  • 過去に商工中金と取引がなく、資金繰りにお急ぎの場合はおススメできません。

全体像

・貸出限度額:20億円
・貸出期間: 設備20年以内(据置5年以内)、運転15年以内(据置5年以内)
・利息:商工中金所定の利率(2020年3月19日現在 1.11%~)
・利子補給
<利息が日本公庫の基準金利(2020年3月19日現在 1.11%)の場合>
残高1億円まで、当初3年間は0.9%の利子補給

<利息が日本公庫の基準金利(2020年3月19日現在 1.11%)を上回る場合>
残高3億円までの全額について、借入期間中にわたり、日本公庫の基準利率(上記1.11%)までの利子補給

<売上減少が20%以上の中小企業、15%以上の小規模事業者の場合>
残高1億円まで当初3年間は利子補給により無利子 その他詳細については商工中金ウェブサイトをご確認ください。

どんな資金なの

 商工中金株主団体の構成員のうち、新型コロナウイルスの影響によって売上が減少している中小企業の資金繰りのために用意された制度です。 

 融資の対象となる方については商工中金ウェブサイトをご覧ください。

利用の条件

先述の融資対象となる方のうち、新型コロナウイルス感染症の影響を受け一時的な業況悪化を来たし、次の①又は② のいずれかに該当し、かつ、中長期的に業況が回復し発展することが見込まれる方です。 

①直近1カ月の売上高が、前年又は前々年の同期比5%以上減少している方
②業歴が3か月以上11か月未満の場合や、店舗増加や合併、業種転換等により 前年(前々年)同期と単純に比較できない場合等で、直近1ヵ月の売上高が次の いずれかと比較して5%以上減少している方

a.過去3か月(直近1か月を含む。)の平均売上高
b.令和元年12月の売上高
c.令和元年1012月の平均売上高

活用のポイント

 商工中金の融資審査は一般的に、他の金融機関よりも厳しいと言われてきています。それは、商工中金株主団体の構成員への融資を目的としていることから、結果的に地元の優良企業の利用が多く、融資ロットも大きいことが多いためです。また、融資の条件は商工中金株主団体へ加入していることです。現時点で加入していない場合、加入団体の選定・加入手続きが必要です。過去に商工中金との取引実績がなく、資金繰りにお急ぎの場合、融資実行まで一定の期間を擁すため、日本政策金融公庫や民間金融機関を通じた保証協会付融資を先に申し込むと良いでしょう。

 逆にこれまでの財務基盤も良く、過去に商工中金との取引実績がある場合は融資金額も大きく使い勝手の良い制度です。